開発者の想い

■開発者紹介

稲田伊知郎 株式会社イナダ 常務取締役
1984年
香川県三豊郡(現・三豊市)生まれ
2007年
日本大学商学部卒
2009年
アメリカ・アリゾナ州立大学大学院卒
2013年
メーカー勤務を経て、株式会社イナダに入社
香川大学大学院地域マネジメントに入学(2015年卒)
FM香川にて21st Keynote NEXTのパーソナリティとなる

■イナダとはどんな会社ですか?

「農家の人を少しでも楽にさせたい」という想いで、1918年に農機具メーカーとして創業しました。時代とともに製品は変わりつつも、現在もモノづくりの会社として、人々の快適な暮らしに寄与できるよう事業を行っています。第一次大戦、第二次大戦など時代を揺るがす大きな出来事を乗り越えて事業が存続できたのは柔軟な経営判断があったからだと思います。これからも時代に必要とされるものを世に送り出したいです。

■なぜペット業界とは無関係だったイナダが犬用サプリメントを開発しようと思ったのですか?

まずは、私が前職でペット関連の仕事をしていたのでペットは家族の一員であるという感覚がありました。 イナダの経営理念が「人々の快適なくらしのために、卓越されたものづくりに挑戦する情熱企業」とありますが、この人々の中にはペットも含まれるなと思い、何かペット業界に関われる新しい仕事をしたいなと考えていたところ、独自のルートで良質な冬虫夏草を原材料として仕入れられる話しがあり、これは犬用のサプリメントとして使えるのではないかと思い、開発に踏み切りました。

■苦労したことやうまくいかなかったことはありましたか?

機械系のメーカーですので、サプリメントのような口にいれるものを世に出すことの難しさを感じました。メインの原材料である冬虫夏草についても日本ではあまり馴染みがないため、本当に良いものであるということをアピールするのが大変でした。それに加え、聞いたことのない企業の商品ということで業界で信用もありませんし、Eコマースも不慣れでしたので、その構築には時間がかかりました。

■様々な苦労に立ち向かった結果、現在の状況はいかがですか?

多くの方の協力を得、現在は当ECサイトをはじめ、他のEC店舗においても商品を並べることが出来ています。また犬皇丸の販売スタッフである犬常務を中心に、TikTokや Instagramで販促活動が行えています。

■今後の展望や目標はありますか?

世の中のワンちゃんが少しでも快適に過ごせるよう、販促活動は引き続き行なっていきたいと思います。 特に冬虫夏草のことをよく知っている東アジアや、華僑の方々が住んでいるエリアの方々にも広めていきたいと考えます。 また、当社としては保護犬の活動にも協力させて頂きたく、各地の動物保護施設を訪問しワンちゃんの健康にお役立て頂く活動も進めていきます。